ビールと発泡酒、新ジャンルの価格の差は酒税のせい

たくさん飲む人なら1日に500mlの缶を2本くらい空けてしまうというケースも珍しくないようです。
でも、毎日そんな状況では家計に厳しいですし、かといって飲む量を減らすのはもっとツライ…、そんな人の強い味方が発泡酒や新ジャンルといわれるビール飲料でしょう。
最近ではこういったビール飲料も本物のビールと引けを取らない味に進化していますし、3〜4割ほど安いですよね。
では、どうしてこれらのビール飲料って家計に優しいのでしょうか。

ビールと発泡酒、新ジャンルの違いって?

その理由は、酒税の違いにあるからです。
たとえば350ml缶の205円のビールとすれば、そのうち1/3以上の77円が酒税ですが、発泡酒は152円のうち酒税は47円と1/3以下、新ジャンルとなると133円のうち28円と酒税は約1/5で済みます。
そもそもの商品が安いうえに掛かる税金が少ないので、さらに価格が安いというわけです。

原材料と麦芽の使用比率

こういった違いが生じた理由は、原料の麦芽使用率と使用原料の違いにあります。
まずビールの場合は、麦芽やホップ、水、麦、米、とうもろこし、こうりゃん、ばれいしょ、でんぷん、糖類、カラメルがその原料として認められ、麦芽の使用比率が原料の2/3以上と定められています。

発泡酒は原料の一部に麦芽または麦を使用したものではあるのですが、麦芽使用率が2/3以下だったり、ビールで認められていない原料を使っています。
新ジャンルは、2つの種類に分けられます。
ひとつが麦芽、麦以外を主原料に使用したもので「その他の醸造酒(発泡性)」、もうひとつが従来の発泡酒に麦由来のスピリッツ(蒸留酒)などを加えたもので「リキュール(発泡性)」です。

こういった原材料の違いや麦芽の使用比率の違いによってビールと発泡酒、新ジャンルは区別されており、価格の差は商品の価格差プラス酒税の差となるわけです。